あいしてるよ 愛してるよ。
Coccoの歌との出会いは2001年4月20日。そういえば友人が好きだと言っていたアーティストが今日がMステ出演最後と言っていたっけと思ってアルバムを借りて聴いたのが最初だった。その日は結局Mステも見ずにアルバムを延々と聴いていた。わたしは彼女の虜になった。授業中やテスト勉強中のノートの片隅に歌詞を書いて、家でも毎日口ずさんで、カラオケに行けば必ず歌った(その影響でわたしの歌声には長年ビブラートが無かった。笑)。特に、ひとりでどうしようもないかなしみやさみしさを抱えきれない日や、眠れない長い夜や、自他の境界線が無くなって溶けて消えてしまえばいいのにと思っていたころ、わたしは彼女の歌によく縋っていて、その結果彼女の歌はわたしの中で祈りや慰めになっていた。もちろんいつもそんな悲観に打ちひしがれていることはなく、穏やかな気分の時に聴く歌だってたくさんあった。他のアーティストにハマっても変わらず彼女の歌はわたしの生活のそばにあったし、いまも毎日飽きもせず口ずさんでいる。わたしの体内を彼女の歌が流れない日はない。
でも、ある時から新譜を聴かなくなってしまった。(どうしてかって、それはここに書くにはあまりにも自分勝手な、本人を無視した感情だから、ここには残さない。わたしはきっとこの先もずっとこのことを忘れないだろうから、書き残さない。いつもは忘れるのが怖くて書き残すけど、今回はその必要がない。)そこからわたしはずっと過去の歌たちと過ごしてきた。いつかまた道が交わることがあればいいなと思いながら、彼女が健やかに生きていてくれればそれでいいと願っていた。わたしの記憶は、映画「大丈夫であるように」で止まっていた。
そんなわたしだが、今年このツイートを見てライブへ行こうと思った。
25年目の決意の詳細です
— Cocco (@CoccoOfficialT) 2022年2月26日
4枚あります Coccoよりx pic.twitter.com/SvshlHEppq
顔を見たいから、というわけではないが、なんだか無性に恋しくなってしまったのだった。
先行予約でチケットを確保し、無事行けることに安堵した。当日はずっと落ち着かなかった。Coccoのライブは今回が初めてだった。全席指定だけれど、開演したら立つんだろうか?座ったままなんだろうか?と、そんなこともわからないままただ開演を待った。
暗転。灯されるステージに現れるCocco。色の変わる光の中、奏でられる音の中、楽しそうにひらひらと揺蕩い舞う姿。想像よりも、映像よりも、はるかに力強い歌声。いのちのこもったおと。遠い記憶にある映像の彼女はもっと壊れてしまいそうで不安になったものだったけど、目の前にあるのは、力強く、しなやかで、あまりにもうつくしく、まばゆく煌めくCoccoだった。きっとこのツアーでは過去曲はやらないんだろうなとなんとなく感じていて、それでもあえてなにもしらない状態で受け止めたくて、最近の曲を予習せずに行った。溢れる音を、溢れる熱をただ呆然と浴びて、動くこともできなくて、PROMの歌詞に打ちのめされて潮満ちぬのイントロが聴こえてきてようやく、撫でてくれる風のようなものに気づいて、あぁ、いまもむかしもこうしてわたしのこころのやわらかいばしょに寄り添ってくれるのだと、また一緒にいられるんだとわかったらもうそこから泪がとめどなく溢れて、拍手すらできなくなるほどずっと泣いていた。終演後、規制退場にあわせてちゃんと立ち上がれた自分を褒めてあげたい。ここに来るまでずいぶん時間がかかってしまったけれど、今回訪れて本当によかったと思った。でなければこの熱を知らずにこれからも生きていくところだった。歌い続けていてくれて本当にありがとう。わたしにはあなたの歌が必要なんだ。いままでも。これからも。それが改めてわかってよかった。
印象に残ったMCの話をする。
以前ライブ中にお腹が空いて、ドラムの椎野さんに「お腹がすいた」と言ったCocco。うんうんとうなずいてくれたものだからわかってくれたと思って満足していたのに、ライブが終わってから、「あれ何て言ってたの?」と椎野さんが聞いてきた。全然伝わってなくておかしかった。
「でもそれでもいいんだよね。こー(Cocco)は、(客席の)あなたのことを何も知らないし、何を考えているのかもわからないけど、目があったら何も言わずに『うんうん』って頷くだけでいいんだよね」
そのMCを聞いてたら、もう、滝、滝のような泪が流れて止まらなかった。わたしはその「うんうん」を、曲を通してずっと勝手に感じて生きてきたのだった。そうやって寄り添ってもらってきたのだった。だから、Coccoにそう言ってもらって、そのあと、曲中に客席を見ていろんな人に「うんうん」と頷くあいらしいCoccoを見て、20年分を抱きしめてもらえた気持ちになった。
これはあのころの自分へおくる日記。
2022.06.07.
Cocco Live Tour 2022 "プロム" @TDCホール
- White dress
- ひとひら
- コバルト
- True Lies
- アイドル
- ラブレター
- ままいろ
- 結い
- 恋い焦がれて
- 女一代宵の内
- PROM
- 潮満ちぬ
- 新曲
- 夜喪女
- Rockstar
- 光溢れ
- 7th floor
- 嵐ヶ丘
- L-O-V-E
- 星の子ら
余談
ツアーで演奏した曲が入っているアルバムを購入した。たまらなく琴線に触れる曲が何曲もあった。わたしが好きにならないはずがないやつ…!いまこういう曲作ってるって早く知りたかった!!!笑(わたしが勝手に聴くのをやめていただけなのでわたしが全部悪い)
また進行形でCoccoちゃんの曲を聴けるのが嬉しい。ほんとうに嬉しい。しあわせだ。長らく離れていてごめんね。歌い続けていてくれてありがとう。
2022年4月5月観たものアレコレ
Twitterではちょこちょこ書いていたけど、個別記事を書かないだろうなというものをまとめてみる。
宝石展
人、多ッッッ!!!多過ぎて第2章まるごと飛ばしました。わたしが一番見たかったのって入ってすぐのゾーンの原石ゾーンだったんですけど永遠に空かないので遠巻きに見ました。係員さんが順路決まっていないので空いているところからどうぞって言ってましたけど永遠に空きませんでしたね……。会場は広いけど結局見るものが小さいんだから、もうちょっと入場人数絞った方がよかったのでは?と思います。後半の写真撮影禁止ゾーンは空いてて良かったですね。
宝石ってあんまり興味ないんだよなとは薄々わかっていたのですが、原石?鉱石?とにかく綺麗にカットされる前の状態が好きなんだということが認識できて良かったです。緑系のフローライト、好きだ…。ネックレスは昔デザフェスで購入したものを持っているので今度は指輪が欲しい。
artexhibition.jp撮影禁止ゾーンにあったこの↑ピンクトパーズとアクアマリンのパリュールが本当に美しかった……。この前を何往復したかわからない。
ポケモン化石展
化石系や古代生物系のポケモンと、それに近い現実の生き物たちを並べて展示していて面白かった!わたしはここ最近ポケモンをやり始めたので展示されている中には知らないポケモンもいて、展示物がポケモンなのかリアルにいた生き物の模型なのかわからなくなるときも(笑)。レジェンドアルセウスで一番のお気に入りだったトリデプスと一緒に写真を撮ってはしゃぐなどしました。
花と将軍
https://www.netflix.com/jp/title/81222133
2017年放送の中国ドラマ。1話約45分×60話です。
生き閻魔と恐れられるほど強い大将軍が実は男装した女性で、遊び人で皇族の美しい男と結婚させられるところから始まる物語。ラブコメ&史劇もの。最初の方の過剰演出が癖になる感じ。2人がちゃんと夫婦になっていく過程が楽しいです。大将軍モテモテで笑うし最初はなんかこいつ好きになれないな…と思っていた群王(旦那)がかわいく見えてきます。途中からシリアスまじりになって、ちょ〜〜〜〜〜〜嫌いな大王が結構な時間出てくるあたりが結構気持ち悪くてしんどいんですが、大王が出てくるあたりに来たときにはもう続きが気になって早く全部見たい!という気持ちになるのでがんばって大王の気持ち悪さを乗り切りましょう!!ちょっと時間経過がわかりにくいのと大王以外は気軽に楽しめると思います。
古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-
出会いはテニミュ。そのうち彼は帝劇に立ちそうだな、と思って、そこから暫く離れてエリザベートで再会。そしてミュージカル黒執事でどっぷり好きになりました。
ミュージカルナンバーのコンサート…?絶対、生執事(ミュージカル黒執事のこと)曲やるでしょ!!やらないわけないよね!!?と思いチケット取って行ってきました。生執事、わたしが唯一遠征したことあるお芝居で…思い入れめっちゃあるんですよ…!生執事3作からそれぞれ1曲ずつ歌ってくれてありがとう〜〜〜!!(感涙)
ちなみに行ったのはシュガー(佐藤隆紀)ゲスト回です。レミゼ、希望のチケット取れなくて(組み合わせによっては観たい回が1回しかなかったりするんですよね…)観られなかったのでシュガーのバルジャン聴けて嬉しかった…!!そしてシュガー回行ったら我慢できなくて終演後に会場で追加チケット買いました(笑)。メドレーとしてだったけどヘビーレインも歌ってくれて感謝しかない。まさか2022年に聴けるとは…!!
いやはや、あらためて、努力が実力になっているのがわかって嬉しいな〜。これからも応援してます。
ロビー・ヒーロー
新国立劇場のシリーズ「声 議論,正論,極論,批判,対話...の物語」第2弾。高層マンションのロビーで繰り広げられる4人の会話劇。果たして個人の思うそれぞれの正義が、正論が、万人にとって等しくそうであるのか、格差や差別などがある中でそれを貫き通したとき、自分を含め万人に良い結果となるのか。……という話なのかなと受け取りました。登場人物4人とも良い面も悪い面もあって、人は誰かの前では善人だし別の誰かの前では悪人にもなりえるのだというのはわかるのだけれど、ど〜〜〜しても「え、しんじらんない、それ今ここで言う!?」とか、そういう気持ちがちらほら湧き上がってしまい、いまいち話に没入できなかったかなぁと思ったので個別記事ではなくここに書きました。セットは結構好きでした。舞台が回転してマンションのロビーと外が手前に来たり奥へ行ったりという動きのセット。
差別が前提にある状態で役者はしゃべっていても我々観客には最初その前提が提供されていないことになるので、黒人役をそうでない人が演じるときの見た目のギャップがどうしても難しいなと思った。ひとつのセリフでそうだとわかるのだけれど、そのセリフの前まで何故あんなに必死なのかをこちらがわかってあげられない、というか。ポスターを見ればわかるんですけどね…。
名探偵コナン ハロウィンの花嫁
公開前に発表された首輪姿見て正気でいられなくなった。零くん格好良すぎてキャアアとなり同期の前ではかわいさもあってギャァアとなり掌底怖くてちょっと泣いた。とりあえず零くんが格好良くてわたしのIQは2になった。コナン劇場版のアクション系シーンは動画を食い入るように観てしまう。ほんとわくわくして好きだな〜
【感想】奇想のモード
感想日記はいつも【感想】+公演名、展示会名にしようと思っていたんですが、拙い日記すぎて検索に引っかかるのが恥ずかしくなってきました!!どうしよう!!いや、見栄はって難しい言葉使うのも違うのでありのまま書きますけど!!
感想文レポート小論文などのものをほぼスルーして生きてきて(大学に行ってないので卒論もない!)アウトプットの練習をしてこなかったので、いつまで経っても小学校低学年の感想文みたいになる。未来に期待しよう。がんばってほしい、わたし。
奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム
会期:2022年1月15日〜2022年4月10日
シュルレアリスムってあんまりピンと来ないんですが、なんとなく気になって今月行きました。もっと珍紛漢紛かしらと思ってたんですが結構面白かった。以下特に印象に残ったものたち。
・ブローチ(19世紀/イギリス/玉虫、10金、ルビー)
玉虫そのままで驚く。虫苦手なんですがマジマジと見てしまった。虫を…アクセサリーに…??
・ジョージ・ニースのジャケット(1930年代/猿の毛)
毛が黒々としていた。こうやって見ると猿の毛結構長い。具体的にはどの猿なんだろう。あまり動物園で猿をまじまじと見てこなかったので新鮮だった。今度動物園へ行ったらちゃんと見よう。
Chapter 1 が「有機物への偏愛」というテーマで、いまは倫理的にNGとなってきている生き物を身に纏うファッションアイテムが展示されていました。ここですでにエネルギーを吸われ始めるわたし(美術品とか、なんか、見るのに結構消費しませんか…?)。「生き物だったもの」って、なんか、エネルギーあるんだよな。
・纏足靴(19世紀末-20世紀初頭/中国/絹、木綿、革、刺繍)
3足展示されていた。知識としてはあったけど実物を見るのは初めて。長さが10cmほどしかなく、あまりにも小さかった……。これが1000年近く行われていた習慣というのだから言葉にならない。どうしてこんなこと思いついたんだろうか。
・エルザ・スキャパレッリの香水瓶「Sleeping」「Snuff」(1939年、1940年)
Shockingも展示されていたけど、この2つが好き。Sleepingはパッケージも可愛い。
↓以下に写真あり。
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/80093953
・エルザ・スキャパレッリのイヴニング・ケープ(1938年/絹ベルベット、金糸、シークイン、ビーズ)
google、こんなページがあるの知らなかった!
馬車に乗ったアポロンの柄のケープ。シークインとはなんぞやと思って調べたら、スパンコールのことだそう。他にもイヴニングドレスなど数着展示されていた中で、これが一番好きだった。黒×金の組み合わせ好き。刺繍にかけた時間が想像つかず気が遠くなった。
・帽子飾り(1900年頃/鳥の剥製)
帽子に鳥を飾るのが流行ったころがあったそう。剥製というので生きている時の立体感そのままを想像していたら身体の途中で二つ折りにプレスされているように平らだった。この剥製は黒い鳥(名前何…?)で、尾羽が黒なんだけど青だったり緑だったりの艶めきがあって美しかった。いろんな角度から眺めるほど、この羽の美しさに一番興奮した。
他にはHarper's BAZAARやVOGUEの表紙や、ヴィヴィアン、マルタン・マルジェラ、ドルガバ、帯留、花魁が描かれている絵などがありました。昔のフランスの服飾についてなどの本もあって、ミュージカル「マリー・アントワネット」の衣装を思い出しながら見ました。アンサンブルさんで頭に船載せてる方がいらしたんですが、あれ、想像のものじゃなかったんですね…!
新館は近年の作品が飾られていました。写真撮影可だったので、気に入ったものを写真に残しておきました。羊の靴が特にお気に入り。欲しい。
あまり美術館行かない人はわかってもらえると思うんですが、どうやって見たらいいのかわからないものってありませんか?特に惹かれないものは「ふ〜〜〜ん(よくわかんないや…)」とさらっと通りすぎてしまうんですが、もうちょっと楽しみ方を知りたい。どうしたら……、いや、それでもいいのか……?難しく考えすぎ?やっぱりシュルレアリズムってあんまりピンと来ないな。
今回初めての東京都庭園美術館でした。旧朝香宮邸である本館は写真撮影禁止で残念だなと思っていたら毎年建物公開展やってるんですね。こちらは写真撮影可とのこと。タイミングが合えばまた行こうかな。八角形の室内にドーム型の天井の書斎が特に好きだったな〜。子供時代は読書が趣味だったので、書斎って憧れます。
歯茎から膿が出てきた…
ので慌てて歯医者へ行った。
※以下、全て「わたしの場合」の話です。
いつから歯茎が赤かったのかわからないが、少なくとも半年以上前から前歯の歯茎の一部が腫れていて、時々何もしていないのに出血していることがあった。でも、去年親知らずを抜いた時にもそこは赤かったのに他の歯は異常なしと言われていたので、まぁ大丈夫なんだろうと思ってしばらく放置していた。歯茎押すとたまに痛いけど。
ところがある日、鏡を見たらその歯茎が膿んでいた。白ニキビみたいに小さくポチっと膨らみがあって、まぁニキビなんかなと思ってググったら、歯茎にニキビはできないとの事。ググって出てくる症状があまりよろしくないものばかりだったので、でも軽い症状ってあんまり検索結果に出てこないんだよなと思いつつ、口内に膿が出続けるのは衛生面でもあんまり良くないよなと思い翌日歯医者へ駆け込んだのだった。
まずレントゲンを撮ってもらった。歯茎の中の歯はどこも欠けてなかった。歯茎も大丈夫そう?(と思っていたのはわたしだけで、骨が一部溶けていることを次の診察の時に知る。笑)
歯槽膿漏のように腫れているが、歯槽膿漏ではない。結果的に歯周病は進行しているが、直接の原因ではないと言われる。では何が問題なのか。
それは、なんと前歯の噛み合わせだった。上下の歯が垂直に当たれば問題ないそうなのだが、わたしの場合は下の歯が上の歯に対して斜めに当たるような噛み合わせだったらしい。確かに言われてみれば思い当たることがあった。歯は斜めからの力に弱いらしく、長いこと強い力がかかりダメージが蓄積されたため歯茎が腫れたのだと言う。前歯の噛み合わせの悪さを軽減させるため、少し削られた。前歯をしばらく使わなければ早ければ1週間で回復するとの事。1週間後、確かに腫れは半分くらいに小さくなっていた…!まだ膿出てくるけど!!!暫く前歯にはお休み頂くことになった。えらい食べ難いが前歯の歯茎の回復が優先である。
それと、ずっと歯石を取って貰いたいと思っていたところにコロナ禍になり行きづらいなぁと過ごしていたら結局5年くらい歯石を放置していて、歯周ポケットが全体的にえらいことになっていた。噛み合わせのせいで膿んだ箇所は歯周病の進行が一番酷く、歯茎の中の骨が少し溶けてしまっていた。当然溶けた骨は元に戻らない。まずは歯周病の治療をして、今後労っていくしかないとのこと。前歯の噛み合わせは削ることにより解決したので、今は歯周病の治療中である。
あと以前、別の歯医者で親知らず抜いてもらった時に「歯の根本の白い筋、それ、歯溶けた跡だから」とだけ言われていたのだが、甘いものが常に口内にある人間がそうなると今回教えてもらった。「仕事中に、ずっと甘いもの飲んだり食べたりしていませんか?30分経てば唾液で口内がリセットされるんですが、ちょこちょこ食べてるとずっと酸が出続けているので溶けるんですよね」と。
……ずっと飴舐めてるわ!!!仕事中!!!!!!
(出勤している時に限る。在宅勤務の日は舐めてない。でも在宅勤務中はよくタピオカ貪ってる……)
ということで間食気をつけます…はい……。
30代以上の3人に2人が歯周病だと言われているそう。
みんなも定期的に歯医者へ行こう。
数年前にフォトウェディングをしたはなし。
みなさんこんばんは。ezotanuです。
今から六、七年ほど前、連れと付き合って五年になったときにフォトウェディングをしました。
今日はその思い出話を。誰かのタメになる記事ではなく、ただの日記です!
※過去の話なので、現在とは違う点があると思います。
結婚式ではなくなぜフォトウェディングか
結婚式への憧れはありませんでした。人前、特に両親の前で誓いのキスなんて絶対にしたくなかったし、親への手紙も恥ずかしくて絶対に読みたくなかった。でもドレスは着てみたかった。オタクだったので、憧れの花嫁さんというよりはコスプレの一貫に近い心境ですね。着るタイミングがあるなら着ておこう、というか。成人式は興味がなくて欠席したので振袖を着るタイミングを逃したし(太っていたため写真も残したくなかったので前撮りもない。親も撮りたい時に撮ればいいじゃん?という感じ)、でもまあ袴を卒業式に着ればいっか!と思っていたら卒業式は劇団研究所の二次試験と被って出席出来ず袴を着られなかったので、行事に関連した装いを一度してみたかったというのもあります。
同じように連れも結婚式には興味がありませんでした。もうその頃わたしたちは一緒に暮らしていて、おそらくこれから先もずっと一緒だということもお互い感じていました。でも籍を入れたくても、哀しいことにわたしたちにはその選択肢が存在していません。なので気持ちの区切りとして写真を残すことにしました。
スタジオ探し
- ヴィンテージドレスの取扱いがあるスタジオを調べる
- ヴィンテージドレスで撮影 or 洋館で撮影できるプランのあるスタジオを洗い出す
- 各サイトに掲載されている写真をよく確認する
- クチコミを見る
- 3,4箇所に絞り込んで問い合わせ&資料請求
スタジオはだいたい上記の流れで探していきました。
最初は連れの希望でヴィンテージドレスでのプランを探していたのですが、洋館で撮影ができるプランを発見して、洋館!いいじゃん!と思ってからは洋館撮影プランもあわせて探しました。サイトにフォトグラファーさんごとのブログがある場合はそれも確認しました。何を重要視するかはそれぞれだと思いますが、わたしたちの場合は撮影場所≧フォトグラファー>料金、という優先度だったでしょうか。洋館・庭園・横浜・東京などいろいろスポットはありましたが、二人とも洋館に惹かれたので、その中で旧前田公爵邸に決めました。ヴィンテージドレスは結局無しになりました。ごめん…!笑
いくつか絞り込んだら、まず我々には確認しておかなければならないことがあったので資料送付依頼ついでに問い合わせました。
「ウェディングドレス二名で撮影は可能ですか?」
幸い問い合わせたところは全て、ドレス分の追加料金がかかるが撮影出来るとのことでした。
どうしてこんなことを問い合わせたかと言うと、今はどうだかわからないけれど、当時はまだホテルでの結婚式だと同性カップルは断られる場合があったからです。直接問い合わせして良くない返事をもらうのを心配する人たち向けに、代理で問い合わせしてくれる団体もありましたが、わたしがせっかちなので特に気にせず問い合わせました。ホテルじゃないし。フォトウェディングだし。色よい返事でよかったです。もし断られたらへこむところでした。いや……わたしのことだから怒りくるっていたかもしれません。笑。
打ち合わせ〜契約〜当日まで
最終的には撮ってほしいフォトグラファーさんのいるスタジオにお願いすることにしました。候補の中では一番料金が高かったんですが、どうしてもその人がよかったのと、サイトの雰囲気も一番良かったのが決め手です。正直、「一生 あなたらしく。」という言葉を最初に見たときから、すでに半分以上心は決まっていたように思います。
weddingphoto.onestyle.co.jp
打ち合わせの予約を入れて、二人で一緒にスタジオへ。オープンスペースで、二組まで同時に打ち合わせできるスタジオでした。式場などで打ち合わせする際に男女カップルと鉢合わせないように配慮してほしいという意見が同性カップルから当時あがっていたけれど、わたしたちは配慮なんかして欲しくなかったのでよかったです。腫れ物じゃないんだし普通でいい。奇異の視線に晒されることがおかしいので。いや、まあ、目出度い場で一ミリだって傷つきたくない気持ちもわかるけれど。まあ実際に打ち合わせスペースで鉢合わせたカップルが振り返ってこちらを見たのも視界に入ってはいたけど(笑)、単純に初めて見て驚いて、という感じだったので特に気になりませんでした。スタッフさんたちがテンション高くて、男女カップルとなんら変わりなく普通に祝福してくれて、何も心配いらないんだと安心しました。慣れているのかと思ったら同性カップルが申し込んだのはわたしたちが初めてとのことで、わたしたちが撮り終わって少ししてからLGBTプランが出来ていました。
確か、最初の打ち合わせで契約して、二回目の打ち合わせの時にフォトグラファーさんとどんな風な写真を撮るかとか、小物を持ち込む話とか、ドレス決めをしたように思います。ドレスの試着のときはみんなでキャッキャしながら決められて楽しかったなぁ。
契約してから当日まで数ヶ月あったので、エステに行ったり筋トレしたり、肌荒れしやすかったのでお高めの基礎化粧品を使ったりして散財しましたが、その準備期間も楽しかったです。
別に写真を撮ることは親に言わなくていいや(わたしがバイ*1であることも、連れと付き合っていることも言ってないし)と思ってたんですが、どうしても我慢できなくなって直前に母親に電話報告しました。父親にはまだ言っていないので父は愛娘のウェディングドレス姿の写真をまだ見ていません。ごめん……!言って大丈夫なのかがまだいまいちわかりません。むずかしいよカミングアウトは。人それぞれだからね。父方も母方も「結婚は?」とは一切口にしない家なので、そこは気が楽です。一度母方の遠縁から見合い話が来そうになって爆笑しました(事情知ってる伯母が止めてくれました)。
当日
午前中にスタジオに集合し、メイク&着替えを済ませて現地へタクシー移動しました。
一見ナチュラルなのにアイドルみたいにかわいいメイクをして貰って感動しました。わたしちゃんとすればある程度可愛いんじゃん…!!?(連れも希望どおり綺麗系で大人っぽくして貰っててめっちゃ良!!でした!!!)しかし魔法は一日だけで、わたしの腕ではあの日の再現は出来ません。プロ〜〜〜凄〜〜〜!
連れが高所恐怖症で、ドレスで足元が見えない中スタジオのスケスケの螺旋階段を降りていくのがまず第一のイベントで、みんなでわぁきゃあ言いながら降りてタクシーに乗り込みました。道路からタクシーの中の我々に気づいてテンション高く手振ってきてくれた外国人の方々がかわいくて嬉しかったなぁ。
現地についたらまず外で撮影したんですが、足元に蜜蜂がいて最初怖かったりとかドレスの裾が邪魔で上手く歩けなかったりだとか、そんなことまで含めていろんなことが楽しかったです。まだ暑い季節で、暑さに弱いわたしはよくがんばりました(笑)。最後の方は慣れないコルセットと重いドレスに二人ともヘロヘロになって顔がしんでいました。体力、想像以上に必要…!でも本当に楽しかった!うっかりすると惚気をだらだら書きそうで言葉を少なくしたらただの小学生の感想文みたいになってますが(笑)、本当に楽しかったので、いつでも見返せるように写真をスマホにずっといれてます。お互いに写真を撮られ慣れてないし、自撮りもしないので二人で撮った写真があまり無いんですよね。なので綺麗にしてもらった我々を写真に残せて余計に嬉しかったです。関わってくださった皆さんに本当に感謝です。連れがネットNGなので写真をお見せできないのが残念だなぁ〜。ワハハ。
大切な思い出になるので、迷っているならオススメです、フォトウェディング。
みなさんも素敵な日になりますように。
(ブログの締めの言葉って難しいですよね)
モブになりたくない。
という気持ちがめっちゃ強かった。二十歳ぐらいの頃。
昔わたしは役者になりたかった。特別になりたい、というよりはモブになりたくなかった。顔が整っていないので自分がヒロインになれないことも、そもそもなりたくないこともわかっていた。「ヒロインじゃなくて老け役目指しな」ってアドバイスしてくる教師もいたけどそんなことわざわざ言わんでいいんじゃ!笑。わたしは悪役や4、5番手あたりの脇役が好きだったので、主役級には光り輝かず、かといってその他大勢になることは絶対に避けたかった。誰がやっても同じような芝居をしたくなかったし、いつまでも自分の少ない引き出しの芝居だけやってても仕方がないしで、個性ってなんだろうと最初のころはずっと考えていた。いや、ひとりひとり違う人間だからみんな当然個性があるんだけど、その他大勢の中からどうにかしてわたしを選ばせたかった。
そういう気持ちがあったので、ファッションの定番色とか、ベーシックアイテムとか、流行というものがなんだか苦手だった。ベージュのトレンチコートなんかは最も苦手で手に取ることすらしなかった。着ると、大した個性もない自分がその他大勢に埋もれて消えてしまう気がして厭だった。何か流行るとみ〜んな同じような格好をしている集団にいたくなかった。就活中の女の子四人組が全員真っ黒なリクルートスーツとベージュのトレンチコートに身を包んでいるのを街で見かけた時は衝撃で震えた。わたしにはあの中にいることが耐えられない。だって側から見分けがつかなくて。わたしはパッと見で見分けがつくようになりたかったんだと思う。だからと言ってド派手な服を着て目立ちたいわけではない。でも全体に紛れ込むことは恐怖だった。そのあと就職活動した時はピンストライプのスーツを着た。
年齢を重ねるうちに自分が好きになる服がどんなものかわかるようになったのもあって、定番や流行は「好みじゃない」んだなと好みの問題と捉えるように自分の中で変化した。就職して、無難に定番色のコートが必要にもなった。最近はイメコンと出会って、そもそもわたしはベージュがあまり似合わないんだということもわかったし、わたしが避けてきたものを着て輝ける人たちがいることを理解した。
でも年齢を重ねる間もベージュのトレンチコートは一度も手に取ったことがなかった。鏡の前でハンガーにかかっているものを合わせた記憶もない。別にもう避ける必要も理由も無かったのに、長年の習慣がそうさせていた。
先日、ようやくベージュのトレンチコートを試着した。同型の黒に惹かれて試着した際に、店員さんに「色違いも羽織ってみますか?」と言われ、いやわたしはベージュのトレンチは着ない主義なんだよなと反射的に思って、主義って何…?主義なんかないじゃん!とセルフツッコミを入れて、結局言われるがまま羽織ったのだった。そうしたら似合った。
あのね、似合ったの。めっちゃ似合ったんだよ!!ビシャーン!雷!
吃驚した。求めていた雰囲気や、わたしの今の気分よりもだいぶガーリーになってしまったので結局黒を買ったのだが、わたしにも似合うベージュはあるし、可愛いベージュのトレンチコートもあるし、ベージュのトレンチがわたしをモブにさせることもないとわかったのだった。いままでずっとただの偏見だった。ごめん、ベージュのトレンチ。きみはなにも悪くなかったんだね。
モブになりたくないという偏見から選ばないのと、わたしに合わない(内面・外見ともに)から選ばないのとでは全然違うのだ、ということがようやく実感できたのだった。偏見が勿体無いなということも。
大人になって、ファッションにおいてなんとなく自ら課している縛りをひとつずつ解いていけたらいいなと思ったので今回書き残すことにした。他にもあるんだ。ピンクはおんなのこの色だったから長い間避けていたりだとか、母親に「あんたがカーディガン着るとおじいちゃんになるよ」と言われたのでカーディガンがよくわからないこととか。別にいまもむかしも深刻に考えてない。結果的にそういう習慣になってしまっただけ、というものたちを解かしていこうと思う。
思考は残しておかないとあっという間にこぼれ落ちて消えていってしまうから。書きたいときに、書いておく。
2022年の目標だったり予定だったり
あけました!ezotanuです。
2022年、やりたいことがいくつかあるので、ここに書き残しておこうと思います。いつもやりたいなーと思っても結局ずるずると何もせず年を越してしまうので、今年こそは何かしら進捗をあげたいなと思います。
資格試験
仕事に関係する資格の試験を2本受けたいなと思っています。いつでも良いかとズルズルズルズル長年引き伸ばし、一部の試験免除の期間を大幅にオーバーしたのでまたいちから勉強しないといけないのですが、がんばります。
め、めんどくさ〜っ(漏れ出す本音)。
この勉強をして仕事の役に立てたい!というよりも、合格すれば会社からお金が貰えるので、そのためにがんばります(欲)。仕事は向いてるし嫌いじゃないしやる気も普通にあるんですけど、出世欲が無いのと、業務時間外に1ミリだって勉強したくないんですよね…!
ぞれぞれ2ヶ月で準備したいと思っています。2ヶ月でなんとか終わらせたい。これ以上の期間をかけて勉強するのは自分の性格上向いていないので、短期集中詰め込みで行きます。無理かな。とりあえず1本目はこれでやってみて、ダメだったら2本目はもう少し勉強時間を増やしてみます。
HSK
3級、または4級を受けます。1年以上、特にスケジュールも決めずの〜んびり独学で勉強していて、最近はNHKの番組を見るくらいでほぼやっていなかったので、ここいらで明確な目標を決めようと思った次第です。春と秋は上に述べた試験もあるので、これは年末に4級かなぁ。
習い事
語学か、ダンスか、歌…とぼんやり思っていましたが、わたしの身体が一番欲しているのは歌うことだと思ったので、まずは10年ぶりに歌を習いに行こうと思います。先生に「あんたは歌絶対やめちゃダメだよ」と何度も何度も言われていたのに、こんなにブランクが空いてしまってごめんなさい先生。その間一度も連絡をとってなかったので今更連絡するのも先生には申し訳なく、改めて別のところへ行こうと思って今探してます。カルチャーセンターとか音楽教室とか。悩み。これはコロナの感染状況を見て考えます。
積読消化
100冊近くある積読。積んでいるのが美しいのか?と思うほど積んだままなのですが、いい加減読もう。ストレスが溜まると息をする様にBL漫画を買っては読むというのがここ2年くらいの行動パターンなのですが、その前に積読に手をつけよう。読んだら140文字でもいいからアウトプットしたいものです。毎月末に読んだモノの感想ブログ書けばいいのかな。今年中に全部消化するのは厳しそうなので、半分ぐらいに減らしたい。せめてシェイクスピアは全作読了したい。昨年は多分小説1冊と戯曲3,4本しか読んでいないんじゃないか?
観劇
昨年上半期でわたしのセンサーがかなり鈍っていることに気がつき、なんだか悲しくなって最近ちょっとお休みしていました。どんなセンサーかというと、「お、これ面白そう!」と告知から察する能力のことです。昨年は観劇したら感想ブログを書くというのが目標だったのですが、いくつか書いていないものがあります。昨年一発目に観たトンチキ舞台の感想ブログは下書きに眠ったままです。あれは久しぶりに観ながら怒ったな。でもまあ、あれは事故だったんだ。演出を第一に観せたいあちらと、芝居を観たかったわたしという、そういうアンマッチな悲しい事故だったんだよね(あれで芝居第一と言われたら本当にガッカリ。演者が可哀想だよ…あぁっ、小言が止まらない。止まって!)。昨年末に観たミュージカルはトンチキだったらどうしよう?と思っていたけどちゃんと面白かったので良かったです。でもこれも書いてない。年越して記憶が薄れている〜っ!
今年は大大大っ好きな演目リトルプリンスのチケットだけ、いま手元にあります。観るの何年ぶりだろう?15年ぶりぐらい?井上芳雄さんが大好きなので楽しみです。
あとはセールスマンの死、新国立劇場のシリーズ「声 議論, 正論, 極論, 批判, 対話...の物語」、文学座の10月本公演、12月アトリエの会あたりを観ようと思っています。
推し、今年はわたしの興味湧きそうな作品に沢山出演してくれるといいなぁ。
美術館めぐりなど
現時点で行きたい展示は以下です。すぐ忘れるのでリンク貼っておきます。
「ハリー・ポッターと魔法の歴史」
開催中〜3月27日(日) 東京ステーションギャラリー
※これハリポタ詳しくなくても大丈夫かな?魔法の歴史部分に興味があって…
エキシビジョン「メンズ リング イヴ・ガストゥ コレクション」
1月14日(金)〜3月13日(日) 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」
1月15日(土)〜4月10日(日) 東京都庭園美術館
特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」
2月19日(土)〜6月19日(日) 国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室
特別企画展「ポケモン化石博物館」Pokémon Fossil Museum
3月15日(火)~6月19日(日) 国立科学博物館 日本館
※北海道からスタートした巡回展です。〜1/30までは島根でやってます。東京以外は以下をチェック!
「ガブリエル・シャネル展 ― Manifeste de mode(仮称)」
6月18日(土)~9月25日(日) 三菱一号館美術館
ダイエット
気がつくといまの体重になっています。ここから-3キロをキープしたいです。と毎年思っています。-3までは行くんですが、キープできないんですよね。とりあえずリングフィットアドベンチャーをクリアします。フィットボクシング2はガイくんと頑張っています。
とまあ、こんな感じかなぁ。ウェブ上で目標発表するの初めてです。定期的に進捗も発表していきたいな〜。今年もよろしくお願いします。